もはや履歴書、職務経歴書には「英語使用歴」の欄がデフォルトでついているのが当たり前という世の中になってきました。
就活サイトや転職サイトに登録した人であればご存知かと思いますが、WEBの個人情報登録フォームにも「TOEIC〇〇点」といったようにスコア記入欄がついていますね。
TOEICのスコアを持っているのであれば是非記入しておきたいものです。
「何点くらいから書けばいいのか?」「持っていない場合にはどうしたらよいのか?」
今回はそれらの疑問にお答えします。
目次
- TOEICが低スコアでも書くべき理由
- どの試験のスコアを記入する?
- IPテストしか受験したことがない場合はどうする?
- 受験した年月は書くべき?
- 点数が低くても自己アピールして印象をアップさせる
- まとめ
TOEICが低スコアでも書くべき理由
よく、〇〇点ですが書いたほうがいいですか?と質問を受けることがあります。
TOEICを受験したことがるのであれば、低スコアでも是非記入したほうがいいですね。
自分が受けようと思っている企業がどこかにもよりますが、もちろん英語がバリバリできる人を募集している外資企業に応募するときに、TOEIC300点などという点数では強みになる訳ではありません。
しかし、TOEICを受けているのと受けていないのでは英語に対する前向き度をチェックすることができるので、低スコアだとしても「入社後に努力して英語をマスターしていく可能性がある人」というように捉えてもらうことができる場合もあります。
どの試験のスコアを記入する?
TOEICといっても、TOEICの入門編の試験である「TOEIC Bridge」、TOEICのスピーキングとライティングの能力を測る「TOEIC SW」、TOEICのリスニングとリーディング力の能力を測る「TOEIC LR」といったように3種類の試験があります。
履歴書に記入するものは、特に指示がない限りは「TOEIC LR」テストのスコアを記載しましょう。「TOEIC Bridge」は高校生以下など若年層向けのテストなので書かないほうがよいでしょう。
「TOEIC SW」ももし受けたことがあるのであれば記載しましょう。英語を使って事務をするような仕事であればSWスコアも評価してもらえる可能性が高いです。
ただ、一般的にはまだSWは浸透していないのでLRスコアを記入するというのが基本と考えていただいて結構です。
IPテストしか受験したことがない場合はどうする?
IPテストのみしか受けたことがなく、公式テストを受けたことがない場合でもIPテストのスコアは記載しましょう。
ただし、IPテストのスコアだと分かるように「TOEIC(IP試験)700点」と、記載するようにしておきましょう。入社後には公式スコアが求められることがありますので、その際には公式テストを受験して再度正式なスコアレポートを人事に提出する流れとなります。
受験した年月は書くべき?
TOEICスコアが、いつ受験したものか書く必要は特に指示されない限りは不要です。
TOEICのスコアに有効期限はありませんので安心してください。
古すぎるスコアの場合は現在との英語力とかけ離れたものとなってしまう場合もありますのでその場合は改めて受験しておくとよいでしょう。
点数が低くても自己アピールして印象をアップさせる
履歴書や職務経歴書には「特記事項」や「自己アピール」を書く欄があります。
書式は企業から指定されていない限りはインターネットからダウンロードしたものや市販のフォーマットを購入することになりますので、できる限り「特記事項」や「自己アピール」欄があるものを使うようにしましょう。
その際に書くべきポイントは、
- 「TOEIC〇〇点に向けて勉強中」
- 「英会話スクールに通っている」
といったように、英語に対して前向きな姿勢だということをしっかりアピールすることです。
私も転職前のスコアは300点でしたが、しっかりと資格欄には「TOEIC300点」と書き、
「~月までに730点取得するために勉強中」「現職で英語が必要となったので現在オンライン英会話を受講中」といったようにアピールをしました。
これらのことが功を奏し無事内定を獲得することができました。
「オンライン英会話」は最初の1回~2回は無料で受講できますので、受けたことが無い人でも一度試しておくと面接で話を聞かれた際にトークのネタになります。
▼オンライン英会話の記事はこちら
まとめ
まだまだ日本では英語を使える人間は少ないです。特に海外と全く取引のない会社であればTOEICを受験したことがない人が大半です。
まず受験しないことには英語力も測ることはできませんので、就職や転職をする場合には是非TOEICを受験するようにしましょう。
もしTOEICスコアが低くても、計画的に勉強をしているという旨を企業・面接官にアピールできればマイナスポイントになるようなことはありません。