TOEICのパートの中でも一番の鬼門となるのがリーディングパートのPart7です。
TOEIC900点超の高スコア保持者でもPart7をすべて解き切るのは至難の業です。
TOEIC850点付近の実力があって、かつリーディングにも自信がある程度ある人がやっとすべて解き終えることができるのがこのPart7です。
スコアアップのカギを握るPart7ですが、思うようにスコアが伸び悩んでいる人も多いはずです。
今回は、そんなPart7で伸び悩んだ人がブレイクスルーするための解決法をお伝えしたいと思います。
目次
TOEICPart7で伸び悩む一番の理由
個々人の英語力にもよるとは思いますが、一番多い理由としては「英文を読む速度がそもそも遅い」ことでしょう。
TOEICのリーディングパートでは、読書スピードが1分間に150語あってはじめて全問解き切れるレベルと言われています。
ネイティブの小学6年生レベルとは言われていますが、日本人にとって最初からこのスピードで読める人はほぼいません。
日本人の大卒レベルでも平均100語にいくかいかないかのレベルだと思います。
1分間に100語となると、リーディングパートでは最後まで到達することは不可能です。
7割型まで到達できればよいほうでしょう。
ということで、まず圧倒的に読む速度が遅いので読むスピードを上げる必要があります。
ちなみに、1分間に〇〇語というのは、wpmという表現をされています。
これは、word per minutes の略です。
自分のwpmが分からない人は、以下のサイトで計測してみましょう。
高校1・2年生用、大学入試用の2つで測定し、二つの平均がおおよそTOEICのリーディングレベルのwpmとなります。
TOEICPart7を解き切るための解決策
では、速度を上げるためには一体どうしたらよいでしょうか。
それは、速度を上げるトレーニングをすることです。
そんなの当たり前じゃないかと言われるかもしれません。
運動で例えてみましょう。
運動会で100メートル走に出場することになり、毎日トレーニングに励んでいます。
あなたは、毎日50メートル走をダッシュで走るトレーニングをしています。
さて、運動会の本番当日、あなたは100メートルを走破できるでしょうか?
結果は、100メートルは走破できるとは思いますが、タイムの記録は思っていたよりも出ないでしょう。
それは、100メートルを本気で走る訓練をしていないからです。
Part7も同じで、150wpmで読むことではじめて最後までたどり着くように作られているのであれば、普段の練習でも150wpmで読めるまで練習をしない限り本番でできるはずがありません。
練習でできないことは本番でも絶対できません。
これは断言できます。
では、どのような解決すればよいでしょうか。
それは
「TOEIC公式問題集のPart7の英文を何度も音読する。」
ことです。
古典的に思われるかもしれませんが、これが一番効果があります。
実際の本試験に近い形式の問題に触れられるのが唯一、TOEIC公式問題集のみです。
この問題集のPart7をスラスラと読めるようになれば、自ずとリーディングの速度も上がっていきます。
是非150wpmで読めるまでストップウォッチで測り、記録を書き留めながらトレーニングしましょう。
TOEICPart7でおすすめの参考書
速読以前に長文を読むことが苦手な人は、Part7専用の対策本でまずは解き方のコツを学びましょう。
以下の記事で勉強法をまとめていますので参考にしてみてください。
私個人としては、究極のゼミが王道の読み方・解き方を丁寧に解説しているため、究極後ゼミがおすすめです。
音声もついているのでリスニングができるのもいい点ですね。
まとめ
TOEIC Part7で伸び悩みがある人は、普段からのトレーニングでも速く読むように心がけましょう。
これを続けるだけでも圧倒的に読解スピードに差がでてきます。
あまりいろいろな参考書に手を出すよりも、信頼できる参考書の英文を何度も繰り返し繰り返し音読するほうが効果があります。
是非、リーディングを攻略して今年こそは高スコアを取得できるように頑張っていきましょう!!