TOEICのテストはリスニング、リーディング含めすべてマークシートの選択問題です。
リスニングのPart2のみ3択になりますが、それ以外はすべて4択となっています。
マークシートということは適当にマークすればそこそこの点数が取れるのでは?と思う方もいるかもしれません。実際はそうはならないようです。なぜでしょうか。今回はマークシートの仕組みについて解説したいと思います。
目次
TOEIC試験では配点が明示されていない
まず大前提ですが、TOEIC試験では各問題ごとの配点は明示されていません。合計200問、最高点が990点ですのでおよそ1問あたり5点というように考えがちです。
ただ、スコア算出については受験後にTOEIC試験主催団体であるETSが独自の採点処理を実施した上で決定されます。
高スコア保持者の中でも正解が割れるような問題であれば、配点は高くなりでしょうし、逆に正答率が非常に高い問題については低めにでる可能性もあります。
採点方式は一切言外していないですが、TOEIC公式サイトにも単純な採点方式ではないことは言及しています。
よくある質問|TOEIC Listening & Reading Test|TOEIC Program|IIBC
答えをすべて「A」で塗りつぶしたらどうなる?
ほとんどが4択問題なので単純計算をすると適当にマークをしても4分の1の正解率になるので250点が取れるのではと思う方もいるかもしれません。Part2は3択になるので3分の1の分も含まれるので、うまくいけば300点突破もできるのでは?
こちらも公式サイトに言及されていますが、単純にスコアを積み上げて算出しているわけではないようなので、そうはならないと断言しています。
世界一の試験実施団体といわれるETS。TOEFLの試験の経験から、心理学、統計学のノウハウを駆使して独自のスコア算出技術を生み出しました。
そのため、明らかに偏りがある回答などは正解だとしても配点が低くなるような結果になるようです。確率論的に4分の1のスコアになりそうだとしても、それが6分の1だったりそれ以下になってしまうようですね。
マークシートはすべて塗りつぶそう
そうはいってもマークシート問題であることには変わりはありません。
分からない問題を塗りつぶしたて間違えたとしても「減点」になるわけではありません。
TOEICの上級者でさえ、最後の問題までいきつくのに苦戦します。
私も最後の数問はいまだに塗り絵になってしまいます。
分からないからといって何も塗らないでおくと確実にその問題は0点とされてしまいますので、分からない問題があったとしても必ず何か塗りつぶすように習慣化しておきましょう。
一マス塗りつぶすだけでも5秒前後の時間をロスするため、遅くとも試験終了5分前には塗り漏れがないかを確認するようにしましょう。
まとめ
マークシートであるが故、適当に回答してもそれなりの点数は出てしまいますがそれも加味してスコアを調整していることが分かりました。
小手先のテクニックで点数を上げようということは難しいということですね。
毎年大量の受験者がいる中で、一定の品質のテストを長期に渡って提供できるETSという機関は素晴らしいものでもありますね。恐れ入ります。
マークシートは抜けもれなくすべて塗りつぶす。これだけはしっかりと頭の中に叩き込んでおきましょう。