TOEICの試験対策として欠かせないものとして語り継がれる「TOEIC公式問題集」。
TOEIC公式問題集だけあれば他に何もいらないという噂も聞いたりするほどです。
残念?ながら私は公式問題集だけでなく、単語集や文法問題集、リスニング問題集といったように様々な参考書に手を付けてしまった人なのでこの効果は実証することができません。
ただ、意外にも会社のメンバーで公式問題集オンリーで学習している人がいるのでリサーチしてみました。
目次
TOEIC公式問題集だけを使う理由
まずはなぜTOEIC公式問題集だけを使っているか聞いてみました。
- 公式問題集がいいと聞いていたから
- あまり教材にお金を使いたくないから
- 資格試験には過去問や公式問題集をやりこむのが鉄則だから
1つ目は、さすがはネット社会というところですね。インターネットでTOEICのことを調べてみると公式問題集に勝るものなしというものが大半を占めます。
評価されているものを使うことは効率性でいっても妥当な判断と言えますね。
2つ目は教材にお金を使いたくないからという理由です。単語集から文法書やらをすべて買いそろえるとなるとそれだけで1万円以上の出費となります。
一方、TOEIC公式問題集となれば値段でいえば1冊3000円超もする値段ですが、2回分の模試が含まれているのでこれだけあれば十分という人もいるようです。
最後の3つ目は、資格試験や受験に慣れ親しんだ人が回答したものになります。
資格試験や受験対策の王道は「過去問」「公式が出した問題集」をやりこむのが鉄則だからという理由です。
TOEICには「過去問」というものは存在しませんが、TOEIC公式問題集は、本試験をい作成したETSが作ったものなので信頼性は抜群です。
2つ目と3つ目の回答をした人は、もともと勉強ができる人といった印象を受けました。
資格試験なんてテクニックでどうにかなるぜという、私にとっては非常にうらやましい人種の人たちですね。
TOEIC公式問題集だけを使った結果
公式問題集だけを使った場合、最高で何点まで取得することができるのでしょうか?
受験者に意見を聞くと、800点~900点の間であれば取得可能ではないかということでした。中には900点超えする人もいるようですが、純日本人が一からTOEIC対策をするとなるとという前提でいくと800点~900点というものが妥当なラインなのでしょう。
ちなみに公式問題集は、本試験と比べると若干易しめにできているのでTOEICで900点以上を絶対に取りたいのであればそれ用の対策をすべきかなと感じるところです。
TOEIC公式問題集だけを使うことへのメリット
TOEIC公式問題集だけを使うことのメリットは、「効率性」と言えるでしょう。
実際の本試験と同じ形式の問題を解くことで、語彙やリスニング、文法力、読解力が鍛えられます。
わざわざ単語集で暗記、文法書を熟読といったことをしなくても自然と問題を解く流れで実力がついていきます。
TOEIC公式問題集の力は絶大で、私も本試験前に公式問題集を2~3周するとスコアがアップしました。
逆に問題集をやらないで受けるとスコアは低くなるもしくは現状維持といった回がほとんどでした。
特にリスニングについては、本試験のスピーカーが話しているので独特の発音やイントネーションを事前にシミュレーションすることができます。
一番の大きなメリットはここにあるのかなと思っています。
リーディングに比べるとリスニングの伸び幅が大きい人がいたのもこれが理由に挙げられると思います。
TOEIC公式問題集だけを使うことへのデメリット
反対にデメリットは「演習量が少ない」ことと「飽きがくる」ということかなと思います。
効果の面でいえばメリットの部分で述べた通りで、マイナスポイントは無いと言えるでしょう。
公式問題集は1冊で2回分の模試のため、若干問題数が少ないかなという印象を持ちます。できれば2冊は買うことをおすすめします。
飽きが来るという理由についても同様のことが言えると思いますので、できるだけバリエーションは増やすに越したことはないでしょう。ただ、4冊も5冊も必要かといわれるとそれはオーバーワーク感は否めないので多くても3冊までにしておきましょう。
まとめ
今回はTOEIC公式問題集だけでTOEIC攻略は可能かという観点で記事を書きました。
結論としてはTOEIC800点~900点までであれば達成できるということになりました。
ただ、あくまでも受験者のもともとのポテンシャルにもよりますので一概に全員がこれに当てはまるわけではありません。
ただ、TOEICの本試験の内容とほぼ同等の問題が提供されているということだけはあり、公式を完璧にこなせるようになれば本試験でも高スコアが出せるということと辻褄が合いますね。
「完璧にこなす」という部分は、これも人それぞれですが、少なからずたった一回だけやってそれでおしまいというわけではなく、最低5回、理想は10回以上繰り返すことがベストな使い方と言えるでしょう。