TOEIC730点突破勉強法

35歳からの独学で、半年間でTOEIC300→TOEIC950にスコアアップした管理人の勉強方法を発信します。 小手先のテクニックではなく、王道の勉強方法を紹介するため、TOEICの後の英語学習にも大いに役立つよう構成していきます。また、外資系企業に転職した体験談、仕事内容についても適宜触れていきたいと思います。

受験英語とTOEICの決定的な違い

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近年では英語の早期教育も始まり、幼稚園、小学校から英語がカリキュラムに取り入れられている学校も増えてきています。

しかし、現在社会人で英語スキルが必要としている人の多くは、中学校から英語の授業が始まったという人が大多数を占めているのではないでしょうか。

中高で6年間も英語を学び、大学受験で必死に英語を勉強をしてきた。

大学入学後、就職活動、入社後にTOEICが必要となりいざ受けてみると全く歯が立たない。英会話も全くできない。今までの6年間は一体なんだったのだろうか・・・。

悲観しないでください。そもそも受験英語と実務で必要とされる英語は違うものなのです。今回は受験英語とTOEICの違いを紐解いていきます。

目次

受験英語の目的

「受験英語」。一体英語とは何が違うのでしょうか。そもそも英語とは「言語」であり、コミュニケーションのツールの一つであります。

みなさんは中学入学後から「英語」というカリキュラムが組まれ、高校入試で「高校受験」という選抜試験をくぐりぬけ高校に入学し、また高校3年間で英語を学習し、「大学受験」という選抜試験をくぐり抜け大学に入学します。

もちろん希望通りの進路をたどれなかった人もいるでしょう。

そうなのです。

受験とは「不特定多数の受験者から合格者と不合格者を振り分けるためのもの」です。

受験英語であれば、受験者を選抜するための試験を学校側が出題、もしくは共通試験を用意してその学校側が必要とするスコアを満たしたものだけを採用するという選抜試験なのです。

皆が100点を取れるような試験ではもちろんだめで、学校が必要とする基準を満たした人間を採用するために、ありとあらゆる知恵を絞って「試験」を作成します。

人気の高い学校や偏差値の高い学校であれば、それ相応の難易度の試験を作成する必要があります。純粋な英語力を問うだけでなく「論理的思考を問うもの」「学術的知見を問うもの」「情報処理能力を問うもの」といったように受ける学校によって尺度は様々です。

このように受験英語とは、英語の運用能力を純粋に問うものではなく、受験者を選抜するための目的で使われるものなのです。

受験英語はそこまで悪いものじゃない

みなさんの学生時代の英語の授業を思い浮かべてみてください。このような思い出を持つ人が多いのではないでしょうか。

  • 授業は教科書の和訳中心
  • 発音はカタカナ英語
  • 文法事項は知識偏重。重箱の隅をつつくような問題ばかり
  • 教師がそもそも英語が話せない

もちろん素晴らしい先生に恵まれて英語に親しんできた人もいると思いますが、残念ながら私は上記すべてに当てはまる授業を受けてきました。

英語を好きになることもできず、ひたすらに中間テスト、期末テスト、受験期をなんとなく乗り越えてきました。

 

ただ、今になって振り返ると、授業の進め方に問題はあれど「指導要領自体は悪いものではない」と思うようになりました。

中学校の教科書、文法範囲をマスターすればそれなりにきちんとした英語を話せるようになりますし、高校レベルともなればさらに詳細な文法事項、アカデミックな英文も読みこなせる力がつくカリキュラムになっています。

現代では情報化社会となり、ネットで検索すればいくらでも欲しい情報を拾うことができます。

まずは与えられた教材をしっかり理解して何度も反復することが今後の英語ライフを有益なものにしてくれます。

受験英語とTOEICの決定的な違い

本題です。受験英語を精一杯やってきた人、東大や早慶といった最難関ランクの大学を卒業した人でさえ、TOEICのスコアが600点前後という現実があります。

それはなぜでしょう。

そもそもの求められる能力が異なるからです。

先に述べたように受験英語では、「アカデミック」「重箱の隅をつつくような知識」が問われることに対して、TOEICでは「ビジネス、日常会話」「基礎的な文法」「情報処理能力が問われる」ことが大きいです。

TOEICは、大学受験等でよくいわれる「難問」「奇問」というものはまず出ません。

ビジネスに即した能力を問うため、逆にそのような問題を出そうものなら試験作成団体が批判を浴びてしまいます。

受験英語と一番大きく異なるのが「情報処理能力を問う」ということでしょう。

TOEICの英文は大学受験の英文に比べれば非常に読みやすいものとなっています。

アカデミックな内容は出ず、日常シーンやビジネスシーンに限定されるものであり英文そのもの自体は、英語が苦手な人でも時間があれば読み解ける内容です。

ただし、TOEICでは時間制限に対して問題の量が多量にあります。

限られた時間でたくさんの英文を読み、必要な情報を整理して解答を導きだす。

これがTOEICで問われている英語能力です。

ある一定のレベルを超えると英語の試験というよりも「知能試験」のほうがしっくりくるかもしれません。

この能力は、訓練をしないと伸ばすことはできません。大学受験ではTOEICほどの英文量を読ませる試験はまずありません。

これが大学受験を受けた人でもTOEICでスコアが伸び悩む所以となっているのです。

受験英語をTOEICに活かそう

受験英語ばかりが悪いわけではありません。むしろ良い面もたくさんあります。

学校英語の範囲をマスターすればそれだけで「英会話」「文法」についてはビジネスで通用するものとなるでしょう。

「単語力」については学校英語だけでは物足りないので、ボキャビルをする必要がありますが、およそ学校英語の範囲で「英語社会で生きていくための基礎固め」は十分に出来上がります。

また、受験英語の参考書類は非常に充実しており、TOEICの参考書類に比べると懇切丁寧に書かれているものが多数あります。

TOEICに特化した対策であれば「TOEIC向け参考書」を使うのがよいですが、英語の根本能力を高めるのであれば受験参考書を手に取るほうが理解度は高まります。

学生向けに書かれている本なので分かり易くて効果が出るものが評価されるのは当然ですね。「学校英語だから」と忌み嫌わずに、積極的に学習に取り入れていきましょう。

まとめ

センター試験の民営化、4技能試験といったように試験制度も大きな変革を迎えようとしています。

試験制度は変わるにせよ「英語は英語」です。

英語そのものが変わるわけではないです(文法が変わるわけないですよね)。

もちろん試験も大事ですが、根本の英語の学び方に変わりはないので、あまり情報に惑わされずにオーソドックスに学習を積み重ねていきましょう。

英語が苦手でTOEIC以前の話だという人であれば、一番初歩の初歩。それこそ中学1年の英語レベルからやり直すことが一番の近道であり、将来の英語力の土台を築くための大きな強みとなります。