TOEICのPart3、Part4はリスニングパートの中でも苦手にしている人は多いのではないでしょうか。Part3とPart4の内容を簡単におさらいします。
- Part3・・・会話問題。2人~3人の間の会話内容から出題される
- Part4・・・説明文問題。1人が文章を読み上げる
問題の難易度的にはPart4のほうが難しいとよく言われていますが、実は事前準備次第でPart3よりも攻略がしやすいパートでもあるのです。
目次
文章を読み上げるのはたった一人
Part3は会話文ということもあり、2人~3人の会話が流れてその内容を解答する形式となります。会話の流れを追いながら設問に解答していかなければならないため、
「Aはこう話しているから次にBはこう答えるのかな。それともCが答えるのかな」などと予想を立てていかなければならないので混乱に陥りがちです。
また、話者の中に聴き取りずらい発音(オーストラリア英語)で話す人がいる場合は要注意です。その1文を聞き逃してしまうだけで会話の流れが見えなくなってしまいます。
その点、Part4はたった一人の話者が最初から最後まで話し続けるので他者との会話の展開に気を配る必要はありません。
説明文のパターンは決まっているので型を覚えてしまおう
Part4で頻出のパターンは以下の6パターンです。
- 電話(留守電もあり)
- 広告
- スピーチ
- ツアーガイド
- 会議
- アナウンス(飛行機、電車、天気予報、交通情報)
あらかじめ情景が理解できていれば文章の流れも追いやすくなります。
これから問題集やリスニングテキストで勉強する際には上記のどのパターンに当てはまるかを意識しながら解くようにしましょう。
問題の流れも解答欄で問われることも大体同じことが理解できるはずです。
Part4も先読みがカギ
Part4もPart3と同じく先読みをしましょう。
ポイントは設問分だけに目を通すことです。設問内の選択肢まで目を通してしまうと情報で頭がいっぱいになってしまい肝心の聞き取りに支障をきたしてしまいます。
また、設問分を読むことで、文章のパターンが事前に分かる場合もあります。
例えば、
- What is the purpose of the advertisement?(この広告の目的はなんですか?)
という設問分があった場合、いわずもがなで「広告」のパターンであることが分かります。広告のパターンということが分かれば、「どんな商品の広告なのか?」「誰向けの商品なのか?」「特典はあるのか?」「キャンペーンはあるのか?」などといったように事前にどのような英文が流れてくるか推測することができるようになります。
想像力を必要とする作業となりますが、公式問題集でPart4を2~3セット程やれば傾向が掴めてきます。
まとめ
Part3はPart4に比べると一人が最初から最後まで読み上げるので単調ではありますが話者転換がないため集中して聞きやすいパートでもあります。
Part4の型と出題パターンを何問か繰り返しとくことにより、意外と簡単に解けるということが実感できるでしょう。