TOEICに限らず、資格試験というものは期間と目標をきちんと立てないことにはなかなか思うような成果がでません。
特にTOEICに関しては大学受験、大学の単位認定、就職活動、昇進試験、転職活動といった様々なケースで利用されることの多い試験ですが、これらに共通していえることは「期限がある」ということです。
どれもこれもだらだらと続けていただけでは結果がなかなか出せずに停滞してしまうおそれもあります。
今回はTOEICで目標スコアを達成するための5つのマインドをまとめました。
目次
1.スコア目標を立てる
まず自分の英語力がどの程度のものなのか。そこから勉強計画がスタートします。TOEICを受けたことがある人はそのスコアを、受けたことがない人は公式問題集で自分のスコアを把握してください。
<目標の立て方のコツ>
短期→中期→長期の目標を具体的に決める。
悪い例)今TOEIC400点だが1年以内に900点を突破する!!
→いきなり1年で500点アップの目標を立てている。現実味がない。
良い例)4月の昇進試験で730点を求められているのでこれが最終目標。11月現在400点だが来月の試験では500点を目指す。年末年始はまとまった時間がとれそうなので普段の2倍勉強して1月の試験で600点を堅実に目指す。3月の試験では余裕をもって本試験とは別にIP試験も受験する。3月時点で730点超えを目指す。
→期間ごとの目標設定が明確にされている。もし目標に未達だった場合に計画変更がしやすい。
上記の目標設定をベースに学習を進めていくことでモチベーション維持につながります。
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2.単語力をアップする
語学学習の最大のポイントは単語力といっても過言ではありません。単語の意味が分からないと都度辞書を引く、単語帳に舞い戻るというように時間を大幅にロスしてしまいます。TOEICで出題される英単語は限られていますので、現在の英語力にもよりますが「最初の1か月間は英単語の暗記に集中する」などの学習目標を立てることをおすすめします。
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3.基礎的な英文法を覚える
これはPart5対策に限定した話ではありません。基礎的な英文法とはいわゆる中学校レベルの英文法のことです。
TOEICに出題される英文法は中学レベルで対応できる内容が多くを占めます。
英語初心者がいきなり大学受験レベルの重箱の隅をつつくような問題に取り組んだとしても基礎ができていないと思うような結果に結びつきません。
中学レベルとは言え、文法事項はTOEICに出題される範囲の8割型はカバーされております。また、大人向けに中学レベルの英文法を復習するための本も多数出版されていますので自分に合うテキストを選んで取り組みましょう。こちらも1か月~2か月程度でマスターできますのでスケジュール作成の参考にしてください。
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4.TOEIC学習以外で英語に触れること習慣化する
1年以内の短期集中の勉強とはいえ、TOEICの勉強は日常会話やビジネスシーンばかりで退屈に感じることがあるかもしれません。
TOEIC以外で英語に触れる機会を作ることでモチベーションのアップ、計画の継続化を狙いましょう。
初心者におすすめの英語に触れる方法は以下の通りです。
- 洋楽を聴く
- 洋画を見る
- 海外ドラマを見る
- 英字新聞を読む(Asahi Weekly、週間STがおススメ)
あくまでもTOEICの勉強が主体となりますので、「洋楽の歌詞の意味を調べる」、「英字新聞で分からない単語はすべて調べる」等、いわゆる「勉強スタイル」を取る必要はありません。英語のメディアに触れるということが大事ですのでここでの英語力向上は特段期待しなくてもOKです。
ちなみに余談ですが私はQueenが大好きで英語がどの教科よりも好きになれたきっかけになったアーティストです。
最近公開された映画「ボヘミアンラプソディー」を映画館で鑑賞したことによって英語のモチベーションも大きくアップしました。
5.アウトプットの場を作る
TOEICはリーディングとリスニングのみの試験であるため、スピーキング、ライティングに比べると「受動的」な試験になります。
しかし、語学学習は「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の4つがすべて組み合わさって成り立つものです。
リーディングやリスニングの勉強をする場合にも、実際に自分の口から声に出して英語を読む、英語を聞きながら紙に聞こえた内容を書き出す、Part7の英文をひたすら紙に書き写すなど、自分の口と手から英語を発信しながら学習しましょう。
Twitterで英語でつぶやいてみる、ブログを開設して学んだ内容を共有する、オンライン英会話を受講するなど、自分に合った方法を試してみましょう。
まとめ
TOEIC初心者は特に勉強が継続できないまま試験当日を迎えることが多いです。
それは具体的な目標が立てられていないことと、そもそもの「勉強の仕方」が間違っているからです。
本記事であげた5つの考え方を常に頭の隅にいれていくことだけでも勉強の継続の糧になりますので是非実践してみていただけると幸いです。