今回はTOEICを受験する上で、時間配分のコツをお伝えしたいと思います。
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TOEICの問題構成
まずはおさらい
TOEICはリスニングパートとリーディングパートに分かれており、前半のリスニングパートは45分間。後半のリーディングパートは75分間となっております。
リスニングパートは音声に従って問題を解いていくので皆平等の時間配分の45分間で終わります。
その後、リーディングパートがスタートします。
リーディングパートとは
- Part5 短文穴埋め問題
- Part6 長文穴埋め問題&文挿入問題
- Part7 長文読解問題
の上記3パートから構成されます。
リスニングパートが終わればすぐにリーディングパートに進んで構いません。
75分間の時間配分は自分自身でコントロールしてOKです。
Part7の最後からスタートして前に進んでいくのもOKです。
制限時間内にリーディングパートをすべて解くとなった場合によく言われる理想的な時間配分は以下の通りです。
パート | 問題数 | 時間 |
Part5 | 30 | 10分 |
Part6 | 16 | 10分 |
Part7 | 54 | 55分 |
100 | 75分 |
スコア別の理想的な時間配分は?
まず、本ブログのターゲットとするTOEIC730点を目指す人であれば、Part5とPart6は上記配分で進める必要があります。
Part5+Part6=20分以内であればOKです。
Part5とPart6はもちろん文法的な難問や語彙の難問も含まれていますが、正直ここは知っているか知らないかのレベルのパートなので、分からないものは適当にマークしてとりあえず先に進むべきです。
全スコア共通して戦略を練らないといけないのが「Part7」です。
最近、Part7も難化傾向があり、一筋縄ではいかない状況となるケースがあります。
Part7の構成
- シングルパッセージ 10文書 29設問
- ダブルパッセージ 2文書 10設問
- トリプルパッセージ 3文書 15設問
シングルパッセージとは読んで字の如く、ひとつの文書があり、それに対して2~4つの設問に答える形式です。
ダブルパッセージは、ひとつの文書があり、それに関連する文書がもうひとつあり、これらの2つの文書から5つの設問に答える形式です。
トリプルパッセージは、3つの関連する文書があり、これらから5つの設問に答える形式です。
シングルパッセージ→ダブルパッセージ→トリプルパッセージの順で解いていくのが一般的です。
以前も、シングルパッセージの最初は「易しく」、徐々に難易度が上がってくる傾向がありました。
しかし、近年の傾向だとどうもそうではなくなってきているのが現状です。
特にシングルパッセージの最初から「激難」という回もあり、受験者を惑わせています。受験終了後、Twitterなどでも多数つぶやかれています。
時間は限られていますので、難しい、分からない問題にぶち当たった時に考え込んでいる暇はありません。
分からない問題は飛ばす
という思い切りのよさが絶対的に必要なパートなのです。
また、TOEIC730点前後をターゲットとする受験者であれば、実力では絶対的に時間内にPart7の最後まで解き終えることはできません。不可能です。
その為、最後のトリプルパッセージの15設問はそもそもすべて解かない(塗り絵をする)という戦略でも目標スコアに到達します。
時間があまるようであれば、ピンポイントで正答できそうな問題だけつまんで解くという作戦で充分です。
Part7の戦略的解き方まとめ
- シングルパッセージから読み進めるが、難しい問題に当たったら即飛ばす
- トリプルパッセージは鼻からすべて解くことはせず、ピンポイント問題だけ解く
上記を徹底すれば、TOEIC730点のスコアは取得可能です。
まとめ
今回はTOEICの時間配分についての記事を書きました。
リーディングパートのPart7の解き方次第でスコアが大幅に変わってきます。
「分からない問題は飛ばす」という非常にシンプルなセオリーなのですが、意外にも(お国柄なのか)、一つずつ着実に解答していかないといけないという頭でいっぱいになっている人が初級~中級者レベルに非常に多いと思っています。
大切なことなので繰り返しますが、
TOEICは、英検などのレベル別の試験とは違い、初心者~上級者含めすべての受験者が同じ問題を解くという形式となっています。
その為、難易度の低いものから高いもの、はたまた上級者でも解答が割れるような問題も混ざっています。
すべての問題が解けるものではないということを頭に入れている状態で本試験に臨むのとそうではないのでは心の準備、余裕もだいぶ違ってきます。
是非、本記事を参考に、リーディングパートの時間配分に目を向けながらトレーニングを進めてみてください。
尚、Part7については以前紹介した究極のゼミシリーズがおすすめですので参考にしてみてください。
syoshinsyatoeic730oudou.hatenablog.com