今回はTOEICと英検の比較についての記事となります。
現在30台~40台の方であれば、英検は中学校~高校時代に受けた方が多いのではないでしょうか。
「英検2級は持っているけどTOEICにスコア換算したら何点なんだろう?」
逆に、TOEICの目標スコアは達成したら英検にチャレンジしたい。では、英検何級からチャレンジすればよいのだろうか?
と思っている人も多いと思います。
今回は、そんな方たちのためにTOEICスコアと英検の級の比較表を紹介します。
※公式に公表されているものは無いようです。実際に受けた人の意見などを踏まえ作成しているものだということを予めご了承ください。
TOEICと英検のスコア比較
TOEIC | 英検 |
900~990 | 1級 |
700~895 | 準1級 |
450~695 | 2級 |
300~445 | 3級 |
250~295 | 4級 |
およそ上記のような関係性になると思われます。
いくつか補足があります。
英語の試験とはいえ、求められる範囲、内容が違うため一概には比較できないのが本音のところです。
TOEICはビジネスで求められる内容を、いかにスピーディーに正確に解くことを求められているのに対して、英検は総合的に英語の力を試されています(読む、書く、話す、聞く)
試験の難易度は?
TOEICは全員が同じ試験を受けるので、難易度の低いものから高いものまで満遍なく含まれているにに対し、英検は級によって難易度が異なります。
その為、一概に難易度の比較はできませんが、よく言われるのが
英検は準1級から急に難しくなる
ということです。ただし、これは英文レベルが高度化する、というよりも使用される語彙が難しくなるということにより、全体的に難しく感じるようです。
単語さえ覚えてしまえばそこまで難しくないという意見も聞きます。
なので、以下の意見もよく言われます。
「TOEICの勉強だけしかやってきていない人がTOEIC900点を超えたとしても英検1級は取れないが、TOEICを受けたことがないが英検1級を持っている人はTOEIC900点を超える可能性はある」
これは実際にその通りだと思います。私もTOEIC950を取得していますが、今のままでは英検1級には確実に受からないでしょう。
というもの使用される語彙がTOEICと全くことなるからです。
ただ、単語さえ覚えてしまえばなんとか突破できそうな感覚はあります。(単語の意味を辞書で調べながら長文を読み進めたところ、内容と正答は理解できたため)
TOEICと英検どちらを受ければよい?
やはり就職時や、昇進、転職時に必要とされる指標は「TOEIC」スコアになります。
英検というものも見かけることはありますが感覚的に9割以上はTOEICスコアを求めていることがほとんどです。
総合的ないわゆる4技能を使う英検ももちろん英語学習には有益ですが、それ以上に現在の日本ではTOEIC信仰があるということを頭の中に入れておきましょう。
まとめ
今回は、TOEICと英検のスコア比較についてお話してきました。
もちろん英語試験にはそれ以外にTOEFLやiELTS、国連英検、通訳検定など多種多用な試験があります。
センター試験に代わる試験を何にするかで世論が賑わってもいますね。
ただ、ごく一般的な生活をしてこられた日本人になじみの深い試験というのは英検、またTOEICだと思いますので今回はこの2つに絞らせていただきました。
最後に、TOEICの試験で求めらる能力は、ビジネスシーンでいかにスピーディーに情報を処理できるかという処理能力を試されてる試験です。
その為、極端に難しい表現や単語というのは基本的には出題されないです。(最近の傾向では何問として数問出題されることもありますが、スコアに大幅に影響があるものでもないです。)
では、英検は全く勉強しなくていいいかといわれると全くそういうことではないです。
例えば、海外のメディア、TIME誌やNewsWeek、CNN、BBC等を見ると、英検1級に登場するレベルの単語がバンバンでてきます。
海外のメディアにもたくさん触れていきたいという方は、是非TOEICの目標スコア取得後は英検の勉強にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
なにはともあれ、英検の勉強のスタートは「単語」が超重要ですので定番のパス単からの学習をおすすめします。