今回はTOEICと瞬間英作文の関係についてお伝えします。
瞬間英作文という言葉は、(おそらく)森沢洋介さん発祥の言葉だと思っています。
簡単にいうと英会話で必要な短文を掲載した書籍のことですね。最近ではいろいろな種類の書籍が出てきて迷うことが多いジャンルでもあります。
目次
TOEICに瞬間英作文は必要あるの?
スコアアップだけに焦点を当てればNOです。
TOEICでいう短文はPart1、Part2、Part5で登場してきますので、基本的にそれらのフレーズを丸暗記してしまえばTOEIC対策には問題ありません。
ただし、実践的に英会話にもつなげていきたいというのであれば、体系的にまとまった瞬間英作文系の本を1冊覚えておくと、例えば突発的に街中で外国人から声をかけられた場合や、仕事で急遽外国人とミーティングをすることになった場合に、お地蔵さん状態になってしまう恥ずかしいことは避けられます。
私も900超えまで一切英会話に手をつけていなかったので、いざ仕事で本当に英語を使うときに全くしゃべれないことに気づき慌てて書店で本を買いあさりました。
使い方はどれも基本的には同じで
日本語の音声が流れる→数秒間の空白→英語の音声が流れる
という構成になっています。
この数秒間の間に英語に変換していくという訓練方法となります。
日本語を介在させることに意義を唱える方もいらっしゃいますが、日本語が母国語の私たちにとって、日本語を介在させずに英語のみで表現をするということはなかなかハードルが高いものです。
日本語と英語の表現のギャップをしっかりと理解した上で使い分けることができれば全く問題ないです。
瞬間英作文の対象者は?
これについては特に制限はないと考えています。というのも瞬間英作文系の本は、中1レベルの文章からはじまることが多く、どのレベルの方からでもチャレンジできるからです。
手元にある、本からいくつか抜粋してみます。
おっしゃる通りです=Exactly
いいね=Cool
ちょっと食べてみて=How about a bite?
はい、このように非常にシンプルな文章からスタートしています。最初は1語~3語程度の英語が書かれているものが多いですね。
TOEICだけを勉強しているとなかなかこの表現と出会うことがないですが、日常会話では頻繁に使うものです。
おおよそどの書籍も100フレーズから1000フレーズの間で1冊を構成しています。シリーズものになって、いろいろな角度からフレーズを網羅しているものもありますね。
ノンネイティブである日本人が英会話がそれなりに滞りなくしゃべれるようになるためには2000フレーズ程度を覚えていけばよいといわれています。
TOEICで目標スコアを達成した後でも、2~3か月間あればマスターできるレベルなので大急ぎで手をつけなくてもよいでしょう。
では次に実際私が使ったおすすめの参考書を紹介していきます。
おすすめの参考書(初級編)
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 単行本
- 購入: 80人 クリック: 383回
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いわずと知れたベストセラーですね。私も最初はこの書籍を買いました。
低評価レビューもちらほらと見えますが、多少ネイティブでは使わない表現が含まれてはいますが、気にするレベルではないと思います。実際英会話でバンバンこの本で学んだ表現を使っていますが特段突っ込みは受けたことはありません。
おすすめの参考書(中級編)
こちらも構成は日本語→英語の作文を題材にした書籍となります。
瞬間英作文と比べると 文法事項ベースにまとめられており、一通り文法事項をマスターした後に手をつけるとよいでしょう。
筆者はカリフォルニア州立大学出身ということもあり、内容は厳選された表現となっています。(本当によく使う表現ばかりです。)
おすすめの参考書(中級~上級編)
こちらは英文法の記事で紹介した書籍になります。別冊で暗記用300英文がついており、日本人には表現が難しい英文を中心に構成されています。
ライティングの際にも効果を発揮する例文が集まっています。
まとめ
今回はTOEICと瞬間英作文の関係性について記載しました。
スコアアップに絶対的に必要ではありませんが、会話も視野に勉強を進めていきたい
方にとっては、1冊は手をつけておいたほうがよいと思います。
短文を瞬時に理解できるようになることでPart1やPart2の聞き取りにも効果が発揮されるでしょう。