ブログの本題とは外れますが、英文法をもう少し掘り下げます。
以下の記事では、主にTOEICに特化した文法勉強法を紹介しました。
syoshinsyatoeic730oudou.hatenablog.com
英文法の本質を学ぶには?
今回は、もっとしっかり英文法を勉強したい、TOEICにとどまらず恒久的な知識を身に着けたい、そんな方向けにご紹介します。
英文法を一から全部学ぶとなると、みなさんが高校生時代に使用していた500ページ超の〇〇総合英語、〇イヤル英文法などがパッと思いつく方もいらっしゃると思います。
ただ、あの分量をすべて読みこなした人なんて見かけたことありません。もちろん私もありません。
英文法を体系的に学ぼうとすると、確かに多数のページを割かないと表現できないことが多々でてくるのでそれなりのページ数を割かないといけないことも事情としてあるでしょう。
しかし、これからビジネスで英語を使うみなさんに必要なものは端的に、かつ最新のトレンドを踏まえた情報を表現してくれている書籍が一番フィットするかと思います。
以下に代表的な英文法書を紹介しますが、どれか1冊気に入ったものを使用すれば事足りると思います。
おすすめの英文法書
①一億人の英文法

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
- 作者: 大西泰斗,ポール・マクベイ
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 12人 クリック: 68回
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NHKラジオ英会話講師でもおなじみの大西先生が執筆された新感覚の英文法書です。
私が転職で入った外資系企業の研修中でも使用してる同期がたくさんいました。
おすすめする理由は以下の通りです。
- 文法用語を極力使わずに説明している
- イラストが多様され、直観的にわかりやすい
- そもそものコンセプトが、フィーリングで英語を感じするというところを目指しているのでとっつきやすい
600ページ超とボリューミーですが、話口調の講義で先生の話もファンキー(ときどきおやじギャグ?)なので読み物として非常に面白いです。時間に余裕がある方であれば一週間で読めてしまうと思います。
大西先生の著書を読んで英語講師を目指した方も多数おり、信頼のできる著書が多数あります。ハートで感じる英文法や、英単語イメージハンドブックは有名ですよね。
この本で英語の本質をつかんだあとは著書のその他書籍を読んでみるのもいいかもしれません。私はまだ読んでいませんが、ハートで感じる英文法が再編されたようなので年内には購入してレビューしたいと思っています。
②表現のための実践ロイヤル英文法
こちらはかの有名はロイヤル英文法の姉妹版で、現代英語に特化した表現を中心に執筆された文法書となります。
ビジネスで英語を使用している人は、この英文法書を使っている方が多いのではないでしょうか。メールの書き方や、略語の意味など、ビジネスで必須の知識がこれでもかと網羅されています。
英文法書がメインなのですが、この本の一番の売りは実は付属の例文集にあると思ってます。
300例文の例文集と、日英(低速版→通常速度版)が吹き込まれたCDがセットでついています。
正直、300例文のみ暗唱して覚えきるだけでも充分価値があると思います。
この本を紹介している他のサイトをみても同じ意見を言ってる人が多数います。
英会話を習得するには、簡易な分をまずはたくさん覚えるというのが一番手っ取り早い勉強法です。
よく、瞬間英作文や基本英文700選などで暗唱されている方も多いと思います。
しかし、品質面では圧倒的にこの表現のためのロイヤル英文法の300例文が優れています。なぜなら著書は綿貫先生と、かの有名なマークピーターセン先生(ベストセラーなった「日本人の英語」の著者)が執筆されており、特に日本人に発想が難しい英語などを厳選して掲載されてます。わたしもこの例文を何度も暗唱して英会話に役立てました。
③キク英文法
こちらはアルク社から出版されている硬派な文法書です。
私も最近まで知らなかったのですが、youtubeなどで有名なatsuさん(atsueigoというサイト運営されている)がこの本を紹介したところ、売れ行きが大きく伸びたといわれる本です。以下、Youtubeのリンク張っておきます。詳しい使い方がatsuさんから説明されています。
構成はいたってシンプルで、文法の説明と文法問題がカテゴライズされてるというところです。CDも付属されており、基本的には一通りの文法を理解し、そのあとはひたすら音読をしていき運用力を高めていくようにする使い方になります。
①と②に比べるとサイズがコンパクトなので持ち運びには便利かと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。TOEIC730突破だけを目指すのであれば上記の書籍まで購入する必要はありませんが、先を見据えてもっと基礎を固めておきたいという方であれば、上記のうちどれか1冊を購入して身に着けることをおすすめします。